今日の上尾南分校
1年生校外宿泊学習【vol.2】
宿泊学習2日目は、
午前中にうどん作りを体験させていだきました。
1人1つボウルを手元におき、
粉をこねるところから始めます。
日頃の食品加工の授業で培ってきた技術力も発揮され、
綺麗な生地を作ることができました。
茹で上がった麺は細い太いあれど、
それもまた良きあじになっていて、
驚くほど美味しく、みんな夢中になって麺をすすっていました。
昼食後は2日間の振り返りを行いました。
「普段あまり話したことがない友達と協力して活動できた」
「交通機関を利用する自信がついた」
それぞれ実りある宿泊学習になったようです。
この2日間で得たものを
今後の学校生活や私生活でも活かしていきましょうね。
今回の校外宿泊学習にお力添え頂いた皆様に
この場をお借りして感謝申し上げます。
ありがとうございました。
1年生校外宿泊学習【vol.1】
7月20日~21日で
校外宿泊学習に行ってきました!
武蔵浦和駅に現地集合し、
まずはじめに向かった場所はロッテ浦和工場。
工場内でお菓子ができる工程を見学させていただきました。
「あの機械はどんな働きをしているのだろう」
「あそこにいる人はなにをしているのだろう」
お菓子が出来る工程ももちろんのこと、
働く人にも焦点が当てられ、学びの多い見学となりました。
さいたま新都心駅へ移動し、
コクーンシティにて昼食やショッピングを楽しんだ後は
造幣さいたま博物館の見学です。
案内の職員さんがとても丁寧に説明してくださり、
たくさんの疑問にお応え頂きながら
見学することができました。
4月に出会った16人の生徒たちが
初めての宿泊を行う場所は加須げんきプラザです。
集団生活の中でお互いが思いやりの心を持ち、
自分たちで作り上げる校外宿泊学習。
友達と過ごす非日常の夜に、たくさんの笑顔が溢れていました。
・・・2日目の様子は次回につづきます!
【職員研修】アドベンチャー教育プログラム
上尾特別支援学校(本校)で行われた職員研修に
分校職員も参加してきました。
埼玉県立神川げんきプラザから講師をお招きし、
「アドベンチャー教育プログラム」と呼ばれるプログラムを
体験しました。
アドベンチャー教育プログラムは、
アメリカで開発された体験学習法をもとにした冒険教育プログラム。
チームワーク、自尊感情、他者理解などを体験の中から学ぶことができます。
体育館での大人数の活動から、班別に別れた少人数の活動まで
上尾特別支援学校の先生方と一緒に行いました。
普段は顔を合わせない方との活動は不安も大きかったですが
共に目標をクリアしていく中で結束も深まり、
力を合わせて何かを成し遂げることの感動を
身をもって体感することが出来ました。
生徒たちへの指導・支援のヒントを
たくさん得ることができた研修でした。
2学期からの生徒たちの学びを一層深めていくため、
夏休み中ではありますが、職員は今日も学び続けています!
中学3年生向け体験入学を実施しました!
7月25日(火)に、
中学3年生を対象とした体験入学を実施しました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
当日は分校の生徒もサポートスタッフとして
協力してくれました。
半日という短い時間ではありましたが、
はじめは緊張した様子だった中学生の皆さんの表情が
活動とともに柔らかくなっていくのが印象的でした。
次回は8月23日(水)です。
午後の回にまだ若干の空きがございますので、
参加を希望される方は申込みフォームよりご応募ください。
令和5年度1学期終業式 校長挨拶全文(上尾南分校)
昨日の終業式での校長講話全文を掲載します。
みなさん、おはようございます。
本日をもって、1学期も終了となり、夏休みとなります。この期間に一つ、自分の将来について、考えてほしいと思っています。
さて、人生には様々な岐路、つまり、分かれ道があり、どちらを選ぶかという選択には当然、迷いも生まれます。何が正解だったのかわからないこともたくさんあります。これから話す話は、以前、働いていた学校の校長先生が話していた「人生のドア」と言う、ドイツ人のある女子学生の話です。
ドイツでは、高校三年生時に、将来を決める進路の大きな選択をせまられるらしい。彼女は、どんな道を選ぶべきか迷ったあげく、いったんは大学の門をくぐる。だが、やはり自分のやりたいことがあることに気づき、両親にも相談することなく、大学を辞めてしまう。
自分のやりたい道に進むことにした決断のとき、彼女の背中を押してくれたのが、高校時代に一人の英語教師が語ってくれた、次のような言葉だった。「人生にはドアがたくさんあります。ドアの後ろには何があるか分からない。それが怖いと思うかもしれませんが、好奇心を持って、好きなドアを開けてみてください。素敵な事が後ろにあるかもしれません。ドアの後ろに嫌なことがあったら、一歩下がって、そのドアをまた閉めてもいいんですよ。ぜひ色々なドアを開けて、人生でかけがえのない経験をしてください」。
彼女がほんとうにやりたかったことは、日本語の勉強だった。きっかけとなった日本語との最初の出会いは、彼女がまだ子供のころ、お父さんが日本旅行から持ち帰った日本語の辞書だったと言う。自分の夢を実現するために、彼女は大学をやめ、二年間、日本へ留学した。帰国した彼女は今、母国ドイツの大学で日本学を専攻している。ドアの向こうには、彼女が考えていた以上の素敵な世界が広がっていたのである。
生徒の皆さんもこれから様々な人生のドアを開け、様々な経験をすることと思います。そのドアを開けるタイミングは一人ひとりが異なります。また、ドアを開けること、ドアを閉めること共に勇気が必要です。この夏休みに自分の将来、自分の人生のドアについて、考えてみてください。皆さんの夏休みが有意義なものであることを願っています。
令和5年7月24日(月)
校長 渡辺 秀行