2023年7月の記事一覧
令和5年度1学期終業式 校長挨拶全文(上尾南分校)
昨日の終業式での校長講話全文を掲載します。
みなさん、おはようございます。
本日をもって、1学期も終了となり、夏休みとなります。この期間に一つ、自分の将来について、考えてほしいと思っています。
さて、人生には様々な岐路、つまり、分かれ道があり、どちらを選ぶかという選択には当然、迷いも生まれます。何が正解だったのかわからないこともたくさんあります。これから話す話は、以前、働いていた学校の校長先生が話していた「人生のドア」と言う、ドイツ人のある女子学生の話です。
ドイツでは、高校三年生時に、将来を決める進路の大きな選択をせまられるらしい。彼女は、どんな道を選ぶべきか迷ったあげく、いったんは大学の門をくぐる。だが、やはり自分のやりたいことがあることに気づき、両親にも相談することなく、大学を辞めてしまう。
自分のやりたい道に進むことにした決断のとき、彼女の背中を押してくれたのが、高校時代に一人の英語教師が語ってくれた、次のような言葉だった。「人生にはドアがたくさんあります。ドアの後ろには何があるか分からない。それが怖いと思うかもしれませんが、好奇心を持って、好きなドアを開けてみてください。素敵な事が後ろにあるかもしれません。ドアの後ろに嫌なことがあったら、一歩下がって、そのドアをまた閉めてもいいんですよ。ぜひ色々なドアを開けて、人生でかけがえのない経験をしてください」。
彼女がほんとうにやりたかったことは、日本語の勉強だった。きっかけとなった日本語との最初の出会いは、彼女がまだ子供のころ、お父さんが日本旅行から持ち帰った日本語の辞書だったと言う。自分の夢を実現するために、彼女は大学をやめ、二年間、日本へ留学した。帰国した彼女は今、母国ドイツの大学で日本学を専攻している。ドアの向こうには、彼女が考えていた以上の素敵な世界が広がっていたのである。
生徒の皆さんもこれから様々な人生のドアを開け、様々な経験をすることと思います。そのドアを開けるタイミングは一人ひとりが異なります。また、ドアを開けること、ドアを閉めること共に勇気が必要です。この夏休みに自分の将来、自分の人生のドアについて、考えてみてください。皆さんの夏休みが有意義なものであることを願っています。
令和5年7月24日(月)
校長 渡辺 秀行
お疲れ様でした!1学期終業式
本日を持ちまして
令和5年度1学期の全日程を終えました。
初公開!上尾南分校の分校歌!
分校生のこれまでの活躍が思い出される
すてきな分校歌です。
渡辺校長からのお話は「人生のドア」について。
これからの人生を歩む上で大変学びのある内容でした。
校長講話全文は後ほど掲載いたします。
各学年生徒代表の挨拶や、
生徒指導主任からのお話を聞いて、
さぁ!夏休みです!
色々なことにチャレンジして、素敵な思い出を作ってほしいですね。
2学期の始業式、またひと回り成長した生徒の姿が見れることを
楽しみにしています。
もうすぐ夏休み
来週の月曜日をもって1学期が修了します。
いよいよ夏休み目前です!
今日は夏休みの過ごし方について考えました。
カレンダーを使った予定の確認や、
夏休みにやりたいことについて意見交換をします。
生徒によっては、タブレットを使って考えをまとめたり
デザイン作成ツールを用いてオシャレに目標を表現したりしていました。
ぜひ充実した夏休みを送ってほしいですね。
文化祭に向けて・・・
早いもので、まもなく1学期が終わろうとしていますが
2学期に入るとすぐに文化祭が予定されています。
本日の2年生は、文化祭の企画準備に取り組んでいました。
ポスター作成班は、PCを使って企画のPRポスターを作ります。
今回の企画は「ボッチャ&モルック体験」。
上尾南高校さんの教室をお借りして行います。
企画PRのために、動画作成にも取り組みます。
臨場感あふれる映像を撮影するために奮闘していました。
そして、参加賞の景品は
3Dプリンタで作成したメダル!(の予定)
・・・1個作るのに数時間かかります。
ゆっくり出来上がる様子を眺めていると、
忙しい現代人の心に何か訴えかけてくるものがあります。
のんびり動く3Dプリンタの機械音に癒やされながら、
楽しい文化祭へ向けた準備を進めています。
「こどもの権利」ってなんだろう?
こども家庭庁が発足し、
今年4月からこども基本法が施行されました。
今日の2年生の授業テーマは「こどもの権利」。
まさに「こども」である生徒たちが、その権利について考えます。
こども基本法をもとに認められるべき権利について考え、
自分が特に大切だと思う順番に並び替えます。
「私よく怪我するんで、治療を受ける権利が一番重要」
「僕の考えをちゃんと聞いてほしい。意見を述べる権利が1番かな」
クラスメイトや教員との対話の中で、自分なりの理由を考えて伝えていました。
ほとんどの生徒が「教育を受ける権利」を低く見ていたのが
すこーし気になりましたが・・・。
現状はそれだけ満たされている、ということなのでしょう。
これからも職員一同、生徒ひとりひとりの人権・権利を尊重し、
指導、支援にあたっていきます。